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先日、新緑がまぶしい春の富良野へ行ってきた。一番の目的は「春の藝」をコンセプトとした象嵌の納品だ。今回はフラノ寶亭留側からのオファーで、春をイメージするような作品を6点製作し、納品してきた。
この植物をモチーフにした小さめのサイズ(35cm角)の象嵌は、「botanical (植物園)」というシリーズで作っているもので、今後も四季折々の草花を題材に作り続けていきたいと考えている、自分でもお気に入りのシリーズだ。

大きな作品もいいけれど、これくらい手ごろなサイズ感は、一つ一つが小さな世界を作っていてなかなかの存在感があっておもしろいなと思っている。
見る人によって、イメージがいろいろ変るところも、こうした草花の持つ魅力かもしれない。
草花の持つ凛として純粋な美しさを、木の色で表現することの難しさと、楽しさを痛感しながら、ついつい歩く道に咲いている花を見ては「お、次の題材に・・・」と、iphoneを取り出して写真を撮ることが最近はことに増えてしまった。
これからが花の季節の北海道、どれだけの写真がたまってしまうのか、少し怖い気もするが。

秋から始まったフラノ寶亭留での展示会は、雪の降る季節にもたくさんの方にご来場いただいたようで、本当のことを言うと少しびっくりしている。とても嬉しく、また自分にとっても大きな励みになった。
何度も来ていただいた方もいらっしゃるとのことで、今後も新しい作品をご覧いただけるよう製作に努めたいと思っている。

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投稿者プロフィール

Akio Shimada
1971年生まれ。北海道苫小牧市出身。日本各地で木工修行の後、スウェーデンで北欧の木工技術を学び、2007年日本人として初めて「スウェーデン家具マイスター」の称号を得ました。高い技術を誇る木象嵌と家具の製作をしています。

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