O邸 雪だるま

「このたびは、「雪だるま」の木象嵌を、わざわざお届けいただいて、本当にありがとうございました。

この歳になりますと、自分の本当に好きなものを大切にして暮らしたいと考えています。

もともと美術館巡りが好きでしたが、宿泊したホテルで初めて島田さんの木象嵌を拝見し、「何なのこれは…?」と思ったのです。
この時の感動を今でもよく覚えております。

構図、色合い、緻密さ、木の持つ温かさでしょうか?

何度もあのギャラリーに足を運び、心地よい時間を過ごさせていただきました。

特に、植物の3連作に魅せられていました。

そしてあの「雪だるま」です!

見ているだけで、つい微笑んでいました。

「なんて可愛らしいんだろう・・・」

そう思っていたので、以前にもお話ししましたが、本当にずっと気になっていました。

「木の絵」「フラノホテル」などと、いろいろ検索したりして、島田さんのことをお名前も何もわからないところから探していたのです。

我が家にはピアノがあります。そしてこのピアノの上の壁に、「雪だるま」を飾りたい、とさらに強く思うようになりました。

ようやく見つけたホームページから問い合わせをさせていただき、ご連絡が来たときには「ご縁があったのだ。」とも思いました。

奥様からのご丁寧な対応をいただき、作品が届くまでしばらく時間がかかりましたが、何一つ不安はありませんでした。

奥様の素晴らしいマネジメントが作品を支えているのだと感じました。

サイズを変更していただいたり、一年を通して楽しめるようデザインも少し変えてもらったり、といくつかのやりとりを経て、我が家の「雪だるま」が出来上がった、と言う連絡を受けたときには、本当に嬉しく思いました。

わくわくいたしました。

しかも、はるばる旭川まで届けに来てくださると言うので、ありがたくお待ちしておりました。

初めてお会いした島田さんは、寡黙で繊細なお人柄にお見受けしました。(作家の方って、もっと気難しいような気がしていましたので、島田さんの優しい雰囲気にホッとしたんですよ・・・)

制作作業以外は奥様がご担当されていると言う事ですが、奥様の支えで制作に徹することができているのですね。

お二人の優しい人柄が作品に現れているのだと思います。

おかげさまで、ピアノの上に私の想像していた通りに「雪だるま」が並んだ姿を見たときには、嬉しくて、可愛らしくて、「やっぱりあなた達はここに来るべきだったのね。」と話しかけていました。

 

雪だるま O様

夕方、家に帰ってきた夫も「いいねー!」と一言。

そして三姉妹の孫たちは、「かわいい!」と言ってくれ、それぞれの雪だるまに名前をつけているようです。

この雪だるまの作品はこれから何十年もあの場所で一緒に暮らしてくれるのでしょう。

島田先生の作品は伊藤若冲の「紅葉」とも重なります。

丁寧な作品はこれからもたくさんの人を感動させ評価されていくでしょう。

本当にありがとうございました。心から感謝を込めて。」

島田よりO様へ・・・
「この度は「雪だるま」の木象嵌を納めさせて頂いて、本当にホッとしております。
O様のお優しいお人柄、そして美しいものに溢れた暮らしの空間に、この「雪だるま」を加えて頂いたこと、心から感謝しております。
フラノ寶亭留でご覧頂き、そして私のことを探して頂いたこと、何よりもこのご縁を嬉しく存じております。
お孫様にも愛される「雪だるま」たち、どうぞこれからもよろしくお願いします。」