「ワークショップ」って何ですか?

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そう思っている人も多いと思います。ここ数年で定着した感のあるこの言葉ですが、もともと英語の workshop「作業場、仕事場」の意味が転じて「参加者が作業や発言を体験することにより、スキルを伸ばす場」ということを指すようになりました。

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今月6月は、私も2度ほど木工のワークショップを行いました。

一つは、大丸札幌店主催の「北欧のワークショップ」という企画に講師として招いていただき、先日「木象嵌のコースターを作ろう」という講習会をさせて頂きました。

もう一つは、当別町主催の夏至祭に合わせて、自分の工房で「木工体験ワークショップ」として「ダーラヘストのモビールづくり」という講習会も実施しました。

私が行っているワークショップは不定期ですが、毎年、年に2~3回ほど行っています。

今年は、少し多くて、大学が主催する高校生向けのプログラムなどを入れると(講師を務める予定です)、5,6回にはなりそうです。

まだこの先も開催予定がありますが、今日は今回行った2回の講習会のレポートをしてみたいと思います。

「木象嵌のコースターを作ろう」 -2016年6月16日実施ー

大丸札幌店で行ったワークショップです。

これまでも2度ほど大丸札幌店で木工のワークショップをしてきましたが、実は「木象嵌」を一般の方に体験してもらったのは数年ぶりのことで、大丸で行うのは初めてのことでした。

私の木象嵌は、0.5mmという薄い板を、デザインカッターを用いて切っていきます。

地となる木、嵌める木のそれぞれを切り抜き、ぴったりと嵌めることで絵が完成していきます。

私が作ったサンプルがこちら。

ワークショップ用コースターWEB

この中で、初心者向けがどれかわかりますか?

答えは右上の「バラ」です。

「バラ」から時計回りに難しさが増していきます。

ワークショップ当日、参加して頂いたのは、男性1名、女性3名の計4名でした。

お一人は、切り絵が趣味ということもあり、左上の5枚の花びらがある「上級者向け」のものを選ばれました。

他の3名は「バラ」に挑戦です。

このバラは、嵌めるもの、嵌められるものがそれぞれ裏表逆にするとぴったりになるので、一度の作業で2枚、色違いのものができることになります。

予定時間は2時間。

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作業を始めると、みなさん真剣そのもの。ものすごく集中して作業していて、私は蚊帳の外、と言う感じです(苦笑)。

「集中すると、ストレス解消になる」と、最近雑誌の記事でも読みましたが、何かを真剣に作る、と言う作業は、日常の生活とは少し距離ができて、特に手先を動かすことが好き、と言うタイプの人にはとてもよいストレス解消法なのだそうです。

初めは恐る恐るのぎこちない手つきだった皆さんも、次第次第にカッターで切ることに慣れてくると、スピードも上がり、すいすいと出来上がっていきます。

切り絵をされていたG様は、さすがのカッター捌きで、私の方が唸ってしまうほどの腕前でした。

皆さんの作品がこちら。

G N Y

プレス機にかけて、仕上げの塗装は私の方でさせて頂きました。

その作業が終わったものたちです。

とても良い出来です。素晴らしいです。

先日大丸に完成品をお届けしてきましたので、それぞれの方の手元に届くのは数日後でしょうか。皆さんの喜ぶ顔を今から想像しています。

「ダーラヘストのモビールづくり」 -2016年6月19日実施ー

毎年、当別町の夏至祭に合わせ、会場となっているスウェーデン交流センター主催で行っている「木工体験ワークショップ」で、簡単な木工品を作ってもらっています。

予約も要らず、中学生以下のお子様は保護者の方と参加できるので、毎年お祭りのついでに参加するという親子の方もいらっしゃる、人気のワークショップです。

今年は「ダーラヘストのモビール」を作りました。

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ワークショップの内容は、

① ベニヤ板に馬の形を写しとり、それを糸鋸で切り抜きます。

② 切り抜いたものを、チクチクしないようにサンドペーパーでこすり、糸をつけ、棒に止めます。

という、簡単なものです。

材料を集めるとこんな感じです。

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お祭りが始まると、すぐに参加者がやってきました。

小学生の兄弟とお母さん、それに毎年参加している女の子とお父さん。ご夫婦でも参加される方がいらっしゃいます。

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早速作業を始めると、子供たちも真剣そのもの。見ていると微笑ましくなるほどでした。

子供が切り抜いたものは、ちょっとガタガタしていたり、形も歪んでいたりするかもしれません。

でも、一生懸命に作業した「結果」は、見た目よりも「気持ち」が何よりです。

「家に飾るー!」 大人の倍近くの時間はかかりましたが、最後まで諦めないで作ったモビールを誇らしげに持って帰る子供たちを見ていると、子を持つ親としても楽しい限りです。

工房では、そのままお渡ししますが、帰ってから水性絵の具や、アクリル絵の具、クレヨンなど、お持ちのもので色を塗ることもできます。

私がアクリル絵の具を塗ったものです。

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さて、今回はこの糸鋸で切る、と言う作業がメインでしたが、親子連れの他は、すべて女性の参加となりました。

しかも、家族で来ているけれど、「お母さん」が一人で作る、というパターンが多く、ちょっとびっくりしました。

中には、もうすぐ1歳、という赤ちゃんをおんぶしながら糸鋸に向かうお母さんもいて、「作りたい」気持ちの強さにこちらが圧倒されるほどでした。

開催者としては、こんなに嬉しいこともありませんが。

ぐずる赤ちゃんをなだめつつ、このお母さんの作業も無事終了し、夏至祭のワークショップも無事に終わることが出来ました。

「来年は何を作ってもらおうかな。」片付けをしながら、この楽しい時間を名残惜しんでいた私でした。

「もの」を作ることが好きだという方は、多くいらっしゃると思います。

でも、普段の生活の中に、なかなか木工の道具は馴染みがないというのも事実ですよね。

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自分自身の仕事もあるので、そうしょっちゅうワークショップは開けませんが、でも、こんなに熱心に作業している方たちを見ると、こんな風に「モノづくり」の空気を共有できる時間もいいな、と心から思います。

また、ワークショップを開催したいなと思いました。

みなさんに「お知らせ」できる日が来るように、プランをいろいろ練ってみたいと思います。

今回、ご参加いただいた皆様、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

またぜひご参加いただければと思います。

お問い合わせはこちらから

 

 

投稿者プロフィール

Akio Shimada
1971年生まれ。北海道苫小牧市出身。日本各地で木工修行の後、スウェーデンで北欧の木工技術を学び、2007年日本人として初めて「スウェーデン家具マイスター」の称号を得ました。高い技術を誇る木象嵌と家具の製作をしています。

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