先週は、夏休み頂いておりました。
今年も恒例の家族で夏キャンプに行って来ました。
場所は、函館から車で30分の「戸井ウォーターパーク」というキャンプ場です。(札幌からは約5時間)
3泊4日の、短すぎず、長すぎず、の日程で、のんびり過ごしてきました。
当初は、十勝方面を目指すことにしていました。
夏休みと言っても平日はまだまだどこのキャンプ場も、飛び込みで入場できるハズ・・・・。
予約などはせず行き当たりばったりで旅行するつもりだったのです。
が、今年は天気がパッとせず、出発の前日の天気予報でも大雨警報やら雷注意報などが出ていて、十勝方面に行くことを躊躇してしまいました。
前日夜の天気予報で、道南はずっと晴れていることがわかり、急きょ函館を目指すことにしたのです。
車に長時間いることが、苦痛でたまらないという小学生の二人の息子がどこまで持つか、片道300km、まあ行けるとこまで行ってみて、そんな雰囲気だったので、キャンプ場も函館の観光も、食べるものの下調べなど、なーんにもしないまま出かけてしまいました。
さすがの北海道も、8月に入り、連日30度を越えるようになったため、とにかく暑くて、飲み物を買い足しながらひたすら南下していきました。
高速で行くことも考えましたが、実際は距離は国道で行った方が短く、子供たちがこまめに車から下りて休憩できるよう、ひたすら5号線を走っていきました。
長万部で、遠くに駒ヶ岳が見え始め、あそこのさらに先まで行くんだよ、と言うと、長男が「はあぁぁ」と深いため息です。
運転してるこっちは誰のためにはるばる遠くまで行くのか、わかって欲しいんだけどなー、と苦笑です。
それでも朝9時30分に出発し、函館の市内に入ったのは15時30分、休憩しながら約6時間のドライブでした。
函館から東方向、湯の川温泉を越えて行った先に2つのキャンプ場があります。
一つが「函館オート」、そしてもう一つは「戸井ウォーターパーク」と言うところ。
当初、時間も遅くなってきていたので、函館に近い「函館オート」で泊まろうと思ったのですが、受付で聞いてみると近くに温泉やお風呂がなく、湯の川温泉まで走って戻るか、先の「戸井ウォーターパーク」に隣接する温泉に行くか、どちらかだということでした。
こんなに暑くて汗びっしょりで、お風呂に入らないわけには行きません。
とは言え、テントを張って、夕食を食べて、そしてまた15km以上の道のりを、しかも街燈のない漁師町の道を走っていくのもどうかなーと、思ってしまいました。
それならむしろ、最初から温泉が隣接する「戸井ウォーターパーク」に行った方がいいのでは、と話がまとまり、すぐに車を走らせました。
遠くに青森が見える道をひたすら走り、(走っているときは、それが本州であるかどうか、そんなことを考える余裕もなかったですけど)、4時30分、ようやく「戸井ウォーターパーク」にチェックイン!
受付のお姉さんが明るく、とても気持ちの良い接客で、それだけでもこちらに来た甲斐があったな、と思いました。
まるっきりの下調べもなく来たこの「戸井」ですが、実はグルメの人には超有名な場所でした。
何と、「大間のマグロ、戸井のマグロ」、と、あの大間と並ぶくらいマグロで有名な町だったのです。
でも、残念ながらマグロは一本まんま築地などの市場に行ってしまうそうで、地元の人でもほとんど食べられないんだとか。
と、キャンプ場受付迎えのレストハウスの看板に「戸井名産 タコしゃぶ!」とあります。
「タコ?」と思って聞いてみると、なんとマグロ以上に戸井ではタコが有名な特産品なのだそうで(これもグルメ通には有名な話だそうですが)、それをこの森に囲まれたキャンプ場で食べられるとは、ちょっとびっくりしました。
受付の方に聞いてみると、「今日はレストハウスが休みだから、お鍋とかカセットコンロは貸してあげるからテントでしたら?」とのこと。
テントでタコしゃぶ。
これってすごくないですか?
すぐにお願いすることにして、テント設営を済ませ、早速切ってもらったばかりのタコの足を、刺身としゃぶしゃぶで頂きました。
美味しい!
さすがに津軽海峡でもまれたタコの味。甘みもコリコリ感も、たまりません!
1人前200gで1200円。
多分、函館の市内の居酒屋や、札幌の居酒屋だとこの倍くらいの値段はするはず。
大人2人、子供2人の我が家では、3人前で注文して、野菜とうどんを別に自分たちで買っていたものを一緒に食べましたが、十分でした。
すっかりこのタコしゃぶの食べられるキャンプ場「戸井ウォーターパーク」にはまってしまい、予定を変更してこのキャンプ場に3連泊してしまいました。
函館近辺でキャンプするなら、ぜひこの「タコしゃぶキャンプ」、おすすめします!!
なお、事前にキャンプ場もタコしゃぶも予約できるそうなので、確実に食べたい時には電話予約した方がいいようです。
「戸井ウォーターパーク」のホームページはこちら
投稿者プロフィール

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1971年生まれ。北海道苫小牧市出身。日本各地で木工修行の後、スウェーデンで北欧の木工技術を学び、2007年日本人として初めて「スウェーデン家具マイスター」の称号を得ました。高い技術を誇る木象嵌と家具の製作をしています。
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