「2016年にfacebookで告知されていた愛犬象嵌のキャンペーンを偶然見つけ、島田さんの象嵌作品を知りました。

そこで見たダックスフントの木象嵌が、我が家のクッキーにそっくりだったんです。

17歳になったクッキーの元気な姿を残しておきたいと思ったことが、制作をお願いしたきっかけです。

とはいえ、それなりにお値が張るものですから、少し悩んでいたんです。
ダメもとで相談した主人が「お願いしてみたら?」と賛成してくれたので、思い切って作品づくりを依頼することにしました。

家族も、クッキーがどれだけ私にとってかけがえのない存在がわかってくれていたんですね。

知り合ったきっかけがFacebookだったうえ、大阪と北海道という距離でのやりとりではありましたが、電話やメール、LINEを通して打ち合わせを重ね、デザインの見本となる写真のやりとりをしていたので不安はまったくありませんでした。

 ダックスフントの特徴でもある顔の長さを表現するために、真っ正面ではなく、ちょっと斜めの角度の表情をご提案いただいたり、リアルなクッキーの色に近づけるために、使用する木の色を探し続けてくださったおかげで、でき上がった作品はまさにクッキーそのもの!

見上げているような目の表情や、おでこのハート型の模様が、とてもかわいらしくてお気に入りです。

実際に木象嵌を手にとるとわかるのですが、さまざまな木を組み合わせているのに表面がなめらかで、細やかな技術が施されていることがわかります。

木象嵌のクッキーは大切な宝物としてテレビ横の棚に飾り、作品を眺めながら元気に長生きしてくれるよう願っています。」

 

島田よりK様へ

この度は大切な愛犬、クッキー君の象嵌を作らせて頂いたこと、本当に心より感謝いたしております。
生き物を象嵌することは想像以上に難しい作業です。飼い主さんにとって大切な存在であればあるほど、その「想い」までもを描かなくては作品として成り立たないと思うからです。
クッキー君の場合は、きれいなナチュラルブラウンのグラデーションを、どう表現するかが難題でした。毎日写真を見ているうちに、私の頭にクッキー君の姿が焼き付いてしまい、今では会ったことがないとは思えないほどの存在です。
「成犬式」目指し、元気に過ごしてほしいなと心より願っております。

 

クッキー君の「愛犬象嵌」ができるまでをブログで詳しくご紹介しています。→こちらをクリック