ここでは島田晶夫が作る、木象嵌が出来上がるまでの流れをご説明します。
1 デザインを決める
デザインとなるモチーフを決め、撮影した写真やイラスト、デッサンなどから、木象嵌に適した形にデザイン画を起こしていきます。
2 原画を作る
製作したデザイン画を基に、木象嵌の原画を作っていきます。1枚の原画のために、数枚から時には数十枚に至るほど原画案が作られます。 この時に嵌(は)める木の色と種類も決めていきます。
3 トレースする
出来上がった原画を、カーボン用紙を使ってベースとなる木に写し取っていきます。
4 象嵌作業を施していく
ひたすら切り抜いては、嵌(は)めてゆく作業を繰り返していきます。材料が途中で収縮することもあるため、作業は集中して行われます。
5 仕上げます
出来上がった木象嵌はプレス機で板に圧着され、その後オイル塗装を施してから、別に作っておいたフレームに入れ完成します。
象嵌作業の様子を動画でご覧いただけます。
(フラノ寶亭留での展示会のインタビューの動画です。)