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謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年もたくさんの方に私の作品をご愛顧頂き、そして多くの方にご覧いただける機会を頂けたこと、改めましてお礼申し上げます。
本年も真摯な気持ちで製作活動に邁進して参りたいと存じております。

木象嵌 猿 島田晶夫平成28年は「申年」ですね。
毎年、年賀状用に干支の木象嵌を製作しています。
今年は6匹の猿を6種類の木をベースに描いてみました。

「申(さる)」は、「厄が去る」「難が去る」「病が去る」と言われていて大変御めでたい年なのだそうです。
このブログを読んで下さる皆様すべてに、難が去りたくさんの福が訪れますよう、心よりお祈りいたしております。

私にとっても、今年はとても良い形でのスタートを切ることができ、活力に満ちた年明けとなりました。
昨年は秋から年末にかけて、スウェーデンから恩師が私の工房に訪れ、2ヶ月ほど一緒に製作活動を送る機会を得ました。
久しぶりにスウェーデン語をフルに使う毎日に、頭がしびれる日もありましたが、とにかく楽しく充実した毎日で、まるで夢のような日々でした。
忘れていた「ものづくり」に対する自分の姿勢や考えを改めて思い起こすことにもなり、恩師Calle(キャレ)に出会えたことを人生の大切な宝物と心から実感することになりました。
(なかなか書けないでいるスウェーデンの留学時代のことですが、今回のキャレとの2か月間を振り返りつつ、今後皆さんにご紹介していきたいと思っています。)

そしてキャレが帰国すると同時に始まった大丸札幌店の「北欧フェア」では、クリスマスをモチーフにした木象嵌にたくさんの方が反応を示してゆきだるま ブログくださり、ツリーやリースを描いたA4サイズのものは、会期中にすべて完売となりました。
雪だるまを描いた「Snow Man」にはサイズ違いの問い合わせも相次ぎ、少し小さなサイズにしたものをこの3月から4月に製作する予定です。(他の仕事の兼ね合いで、春にお届けすることになりましたが、「一年中見ていてもいいので」とのありがたいお言葉に、少しでも早くお届けしたいと思っています)
かわいい顔の「雪だるま」は世代を問わず、とても人気がありました。緻密な作品もいいですが、こんな愛らしいものもやはり手がけて行きたいなと思っています。
なにより、「木象嵌(もくぞうがん)」を初めて見た、という方がたくさんいらっしゃり、もっともっと多くの方にご覧頂きたいという思いを強く感じました。今後も展示会等を通し、どんどん作品を発表したいなと思っています。

そして年末最後に飛び込んできたのは、京都市芸術文化協会主催の「藝文京展2016」への入賞の知らせでした。
こちらも十分な告知ができないでおりましたが、「版画、絵画、写真分野」の平面作品の募集に、思い切って「木象嵌 蓮」を出展したところ、「NHK京都放送局長賞」という素晴らしい賞を頂くことができました。
審査員の方も、日本画、版画、美術評論家の大御所がならび、そのような方に象嵌を「画(え)」として認めてもらえた、そのことがとても嬉しく、今後の作品作りにも、さらに自信を持って臨める機会を頂いたような気持ちです。

残念なことに、入賞の知らせが入ったのが、12月25日、そして表彰式が1月6日、と時間的な余裕がなかったため、授賞式には出席できませんでした。ですので、果たして審査員の方がどのような「講評」をして頂いたのか、とても気になりながら、こちらは後日まとめたものを送って頂くことになったので、もう少し待たないとわからないのが、歯がゆいです。
何より、作品の製作が追いつかず、締切ぎりぎりでの応募だったため、作品の写真すらないため今回は写真もご紹介できません。
すみません~。
間もなく京都から返送されてきますので、その際には改めてご紹介いたします。お待ちください。

昨年旅立った作品たち、そしてまた現在進行形で製作中の作品も少しずつご紹介していきたいと思います。
筆不精の身ではありますが、今後もよろしくお付き合いいただければ幸いです。

平成28年1月  島田 晶夫

投稿者プロフィール

Akio Shimada

1971年生まれ。北海道苫小牧市出身。日本各地で木工修行の後、スウェーデンで北欧の木工技術を学び、2007年日本人として初めて「スウェーデン家具マイスター」の称号を得ました。高い技術を誇る木象嵌と家具の製作をしています。

お問い合わせ→こちら