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すっかりブログの更新ができないまま1ヶ月以上経ってしまいました。申し訳ありません。
木象嵌「蓮」の完成までのあと一歩、と、プラニスホールでの展示風景をまとめてみました。

前回は嵌め込み作業が終わり、基盤となるベニヤ板に圧着するべく、プレス機に入ったところまでを書きました。
今回は、この後の作業の様子からお話ししたいと思います。

FullSizeRender (4)レス機というのは、その名の通り上から圧力を掛けて、木と木を接着するための機械です。(左写真)
ここに挟み込んで数時間~一晩、木と木の間に入れたボンドがしっかりと固定するまで圧力をかけ続けます。

 

 

 

 

 

そして出てきたところがこんな感じです。

蓮 木象嵌 島田晶夫

しっかりと固定されていることを確認し、はみ出したボンドなどを処理してから嵌めこんだ部分に不具合がないか確認していきます。細かい作業を施しているので、ささくれているところや欠けているところがないか、入念に見ていきます。

今回はとても良い仕上がりです。ほーーーっとする瞬間です。

ここまでくればあと数ステップ。塗装と、フレームに収めるという作業をしていきます。

オイルは2度、3度、と塗っては乾かす工程を繰り返し、凸凹のあるところはペーパー(紙やすり)を使ってそーっと馴染ませていきます。緊張しながらの作業ですが、これは職人の勘所といったところでしょうか。(あまりに無心に作業していて、このあたりの写真を撮っていませんでした。)

 

 

塗装を蓮 木象嵌木象嵌 蓮 島田晶夫施すと、発色がよくなり、立体的に見えるようになります。今回はとくに蓮の花の部分を、光の当たり具合で変化するよう微妙に色目をかえてみましたが、読みがばっちり当たったようで、見る角度を変えると、その見え方の違いがとても面白いと思います。

 

 

 

 

 

蓮 木象嵌 島田晶夫

プラニスホールに展示されたところです。
展示用のライティングでスポットをあてられると、蓮の花も葉も、より立体的になりとても生き生きとして見えます。

期間中は多くの方にご覧いただくことができ、温かいお言葉もたくさんかけて頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。

この2点の作品は、8月18日よりフラノ寶亭留にてご覧いただけます。(10月末まで)
プラニスホール 展示会 蓮 島田晶夫

 

投稿者プロフィール

Akio Shimada

1971年生まれ。北海道苫小牧市出身。日本各地で木工修行の後、スウェーデンで北欧の木工技術を学び、2007年日本人として初めて「スウェーデン家具マイスター」の称号を得ました。高い技術を誇る木象嵌と家具の製作をしています。

お問い合わせ→こちら