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昨日は非常勤講師として行っている道都大学で、学生達と授業、休憩時間などでいろいろと話してきました。

かれこれこの大学で教えるのも6年目。毎年いろいろな学生がいて、真面目な学生ばかりの時もあれば、お調子者や、単位すれすれの学生がゼミにいるような年もあり、喜怒哀楽、結構楽しんで教えています。

道都大学

教えているのは、木工全体ですが、象嵌を卒業製作に選ぶ学生も多く、技術を教える場としても大事に思っています。

非常勤講師って、大学に行くだけでいいような印象を受けると思うのですが、意外にも授業の準備などに時間がかかるので、仕事時間に対する割合でいえば、結構時間を費やしているので、時として本業の作業に影響が出る場合もあるのですが、それでも若い学生と過ごす時間は、楽しいというか刺激になるというか、自分の歳を忘れて馬鹿な話で笑ったりして、いいものだな、と思っています。

もともと自分が学生に物を教える立場になるなどと、想像もしたことがありませんでした。

小学校、中学校時代はわかりませんが、高校、大学で木工を学んでいた時には、「先生」という立場からみると自分はどんな学生だったかな・・・と振り返ると、我ながら苦笑することが多く、分かり合えたという経験があまり出てこないのです。

そんな私に「先生」の常識を変えさせたのは、スウェーデン留学中に出会ったCalle(キャレ)という先生でした。

キャレ201510月

「先生と生徒」という関係だけでなく、時には父のように、そして兄であったり、友達であったり、とにかくフランクな関係でいていいことを私に教えてくれた人でした。

今、できているかどうかは別として、大学で学生に接するときにはできる限り「先生」ではなく、「コーチ」として向き合うように心がけているつもりです。

そんな話を一人の学生としていた時に、ちょっと前になりますが、3月に「札幌人図鑑」というサイトでインタビューを受けたことを思い出しました。

「札幌人図鑑」は、福津京子さんが主宰している「札幌で活躍する人たちのインタビュー映像を毎日更新」しているサイトで、今年3月に1000回目の配信を達成した、ちょっと変わった形の人物紹介サイトです。

札幌人図鑑

出演者は、小学生から80代のお年寄りまで幅広くいらっしゃるそうで、現役北海道知事、札幌市長、そして北大の学長など、キャリアのある方も多く出演しています。

今回の出演オファーは、以前ブログでもご紹介したフォトグラファー、藤倉翼さんの写真のフレームをご覧になり、福津さんご自身が興味を抱かれたということでお話を頂きました。

自分でいうのも何ですが、人前で話をするのは得意ではありません。

動画のインタビューなんて、どうなっちゃうのか?と不安いっぱいでお受けしたのですが、学生達にも好評で、生の自分を見て頂くのにはいいかな、と今日はこのブログでご紹介しようと思いました。

ご覧になって、落胆されることがないことを祈っておりますがーーー。(笑)

いかがでしたか?

福津さんも、木象嵌を初めて見た時には「木に貼っている」と思っていたとおっしゃっていましたが、これからもっとこの象嵌のことを広めて、「嵌めている」という技術を知ってもらわなければと思っています。

大学で教えて来た学生の中には、卒業しても象嵌を続けてくれている人もいて、自分が学んだことを伝えていけることを嬉しくも思っています。

もっともっと広く「伝える場」を用意できるよう、今後の課題にしていきたいと思っています。

投稿者プロフィール

Akio Shimada

1971年生まれ。北海道苫小牧市出身。日本各地で木工修行の後、スウェーデンで北欧の木工技術を学び、2007年日本人として初めて「スウェーデン家具マイスター」の称号を得ました。高い技術を誇る木象嵌と家具の製作をしています。

お問い合わせ→こちら